海外のトマティス

 現在、世界には、ヨーロッパをはじめ北アメリカ、南アメリカ、オセアニア、アジア、アフリカに亘る40カ国に約400のトマティスセンターがあり、トマティスメソッドの専門教育を受けたコンサルタントの有資格者が、「国際トマティスコンサルタント資格認定登録協会」の職業倫理に基づいてトマティスメソッドを実施しています。

2004年には、メキシコの小学校数校に導入され、2006年にはポーランド政府が、200ヶ所の心理教育センターに導入するなど、教育界で大変注目を浴びています。 

  

 

◇メキシコ小学校にトマティスメソッド (2004年)

 

 

 現在、メキシコの私立小学校2校で実施されているトマティスメソッドの適用は、教育界で大変注目されている。

 メキシコシティ・シモンボリバールグループ校、全学年400人の生徒が、毎日、正規のカリキュラムに組み込まれたトマティスメソッドプログラムを受けている。

このプログラムは9月初旬に始まり、1日1時間、年間を通して行われているが、既に効果が現れ、学校経営者も既に生徒の変化を認め、特に生徒の挙動が改善されたと述べている。

 

◇ヴェラクルズ州のXalapaの学校(メキシコ東海岸)

 

  350人の生徒(3歳から9歳)が、毎日、トマティスプログラムを受けている。

 9月の半ばにスターとしてまもなく、学校の経営者や教員は、特に年少の子供たちの集中力や、聴く力、注意力に進歩を認めている。 この新しい取り組みにより、教育システムへの導入が可能であること、著しい教育の質を向上させることが確認された。もちろん、学校におけるトマティスメソッド適用の目的は、まず、個人的な問題解決よりも一般的な学習態度の改善で、先々の学習に備え、将来起こるべき数々の問題を回避するためにも生徒がトマティスプログラムを受けていることは大変有利なことである。

 

◇ポーランド政府200センター設置援助

 

 ポーランド文部省は2006年1月、トマティスメソッドを全国の200の心理教育センターに導入し、実施することを決定した。 

文部省管轄の心理教育センターでは、すべての学習障害を呈している児童を受け入れている。文部省はさらにより良い教育結果を出すために、これらのセンターに、性能に優れた機器を備えることにした。 

文部省は、ワルシャワ耳病理学研究所で、耳鼻咽喉科医であるJoanna Ratynska博士とLublin 大学Marec Kurkowski教授が、長年、トマティスメソッドを適用して素晴らしい実績を上げていること注目し、当研究所のヒアリングを行ったうえで、特に学習障害の分野におけるトマティスメソッドの効果を認知した。 

 2005年夏に、全国600箇所ある心理教育センターのうち200のセンターにトマティスメソッドを導入する決定を行い、それに向けて、200人の実施者を養成することになった。

200人の養成講座は、2005年11月と12月に100人づつに分けて行われた。 

この計画は、2004年に始まり、2005年夏に実施の運びとなったが、EU の経済援助とワルシャワ耳病理学研究所のチームの熱意あるモチベーションがあってこそ実現できたのである。

 

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