申年ですね。
イギリス人と結婚し、娘を3人生んだ友人が小さくて可愛らしくて元気一杯の子供たちを見て言いました。「イギリス人は『子どもなんて猿と一緒だ』って言うのよ、きーきー走り回ってて言う事なんてききゃしない、って。信じられないと思わない?」うーん、深いものが有るなあと思いました。イギリスの子どもって、もっとしっかり厳しく躾けられてるのかと思っていたもので。
申年は勢いのある年だそうです。
ゆったりちゃんには動き始めのきっかけになるかもしれませんね。
動いてないと落ち着かない子たちには、世界がそんな感じになりますからわりとみんなと一緒って感じるのかもしれません。
どんな年であっても、毎日ニコニコしていられるように私たちは日々楽しく自分をメンテナンスして行きましょうね。身体も頭も心も声も。
発達凸凹のあるお子さんで聴覚過敏に苦しむ子は少なくありません。
トイレの流す音が嫌い、エアータオルの音が嫌い、花火の音が嫌い、バイクや車の音がコワイ、電車のドアが開くときの音が嫌い、横断歩道の「通りゃんせ」の歌がコワイ…。
これは耳が自然に行っているはずの「音の取捨選択」や「ボリュームコントロール」機能の不具合。骨導音(骨の響きから聴覚神経に伝達される音)のボリュームが大きくなりすぎちゃって、同じような過敏を起す場合もあります。
さらに「コワイ気持ち」と繋がると、どんどんエスカレートする事も。
ケアしてあげましょう。
トマティスのトレーニングでは「コワくて聴きたくない」音を、音楽のあちこちにほんのちょっぴりずつちりばめて聴覚過敏の子供たちの耳に届けます。子供たちは「あれ? 今怖いのが来そうだったけど、…気のせいかな」と少しずつその音に馴染み、次第に音と恐怖が分離して行き、「嫌いだけど、まあ我慢できる音」ぐらいに変化します。
NPOトマティスのどのセンターでも同じトレーニングでケアできますので、どうぞお近くのセンターに一度ご相談下さい。
暑い夏が来ました。
そもそも暑いからお休みなのですよね、夏休みの方はおめでとうございます。 しっかりと、身体も耳も休めてあげて下さい。室内よりは自然の中へ。近所の公園などでも構いません、できれば風の抜ける所。海や山にいらっしゃるならさらにステキです。
色々な音に耳をすませて下さい。自然の音の中には私たちが聴き取れないとされている高い高い周波数の音までたっぷりと含まれています。CD、MP3、スマホ、スピーカーやイヤホンヘッドホンでは再現することを最初から諦めている音です。
聴こえないからなくていい、というのは実は乱暴な話である、と言うのは多くの音楽家たち、特にクラシックの方々が主張しています。
聴こえないはずの音たちが、私たちの気持ちや身体にとてもよい影響及ぼしている可能性は捨てられないのです。深い山、海の上などで私たちの心身がリフレッシュされるのに、五感の全てが影響を受けます。聴覚も「聴こえていないはずの音」によってブラッシュアップされるのです。
どうぞよい夏を。
トマティス麻布センター 二村
5/1,2のトマティス継続養成講座、トマティス講演会、天気の良い横浜で無事に終了致しました。
継続養成講座はトマティス・プロの学びの場。一年実践すれば一年分の疑問が出ます、それを本社の一番の説明係ジャン=ピエールさんにしっかり解説して解き明かしてもらう。彼はフランス語と英語を話す人ですので、当然これをしっかりとした日本語にできる通訳が必要です。トマティスの理論もしっかり解った上でプロの通訳をしている仲間がいますので、彼女にしっかり細かいニュアンスまで訳してもらってお勉強。新しい機材がいくつも完成したこの一年ですので、今までのものとの差は何か、どんな使い方が可能かなど、知りたい事は山盛り。1日半に延長して時間を作りましたが、やはり足りない感触でした。
トマティス講演会は、本社社長ゴジャラング氏も来日し(朝着、夕方発というスケジュールで!)、トマティス博士が亡くなられてから日本で初めての本格的な講演会でした。メソッドが導入された22年前はトマティス博士がまだ生きていらして、ご本人が来日した時にはテレビや雑誌で随分取り上げられたのだと資料で読みました。「英語耳」「語学耳」「高周波が英語には不可欠」「日本人の耳には英語が聞こえていない」などのキーワードは博士が日本に持ちこんだものです。そこから22年。世界はかわり、トマティスメソッドも時代とともに変化して色々便利になりました。
ついでにNPO年次報告書も書き終わり、やっとここにたどり着いた、そんな5月前半でした。 NPOトマティス理事長二村
トマティスメソッドにご興味おありの皆様、5月2日に横浜で講演会があります。
本社社長とメソッドのすべてを知るトレーナーの話を日本語通訳つきでお届けする2時間半。テーマもしぼって、ご興味おありの方に届きやすい者にいたしました。
御参加ご希望はチラシに記載のトマティス来日公演事務局まで。人数に限りがありますので、どうぞお急ぎ下さい。