難聴者へのアプローチ

耳鼻科で「あなたは完治している」「もうこれ以上のケアはできない」と言われてもまだ、聴覚の違和感を抱えている方がNPOのセンターに「どうにかなりませんか?」とやってくる事はよくある事です。

補聴器をお使いになっている方の聴覚チェックをさせていただくと、骨導の響きが全く受け取れなくなっている場合があります。補聴器は空気伝導の音を拡大して鼓膜から聴覚神経へと届けてはくれますが、身体全体も含めた骨伝導の音までは響かせてくれないからです。

機能的に改善が難しい方もいらっしゃいますので、ここであまり期待を持たせるような事は書きませんが、トレーニングをお受けになった中には非常によい状態になって卒業していかれた方もいらっしゃいます。