発達しょうがいをお持ちのお子さんたちには、耳塞ぎなど聴覚が過敏に見えるお子さんたちがいます。「聴覚からの入力が弱い」と言われる子たちもいます。
音は目に見えないしどんどん変化して消えてしまう物だから、目からの入力より耳からの入力は一度にたくさんの作業が必要で複雑。お子さんたちは毎日たくさんのものすごく大変な作業でくたくたなのです。
当たり前に聴こえて、当たり前に理解して、当たり前に考えて、当たり前に返事をしたり次の行動に移したりできるように、聴覚トレーニングはなかなか役に立つものです。
常に聴きやすい状態を保つ事。
素早く耳を傾けやすくしてあげる事。
イヤな音はちゃんと断れる耳にしてあげる事。
聴きたい音への集中を高める事。
聴く事そのものを愛せるようにしてあげる事。
聴く楽しさを初めて手に入れさせてあげる事。
それから。
自分の声を良く聴けるようにしてあげる事。
良い声の持ち主にしてあげる事。
お一人お一人かかる時間に違いはありますが、聴く事、学ぶ事、話す事、楽しい事、こんなループが待っています。