トマティスメソッドはフランスの耳鼻咽喉科医アルフレッド・トマティス博士(1920-2001年)が1947年から研究を重ねて完成させた、聴覚と、心理と、発声の改善法です。
博士は、聴覚と発声の密接な関係を研究し、1947年に
という3つの原理を発見しました。この理論は、1957年に、フランスの科学アカデミー、医学アカデミーに学説として登録されています。 その後、この理論を元にトレーニング用機材を開発し、世界中で様々な「耳の状態」「聴こえの状態」「心の状態」「コミュニケーションの状態」に悩み苦しむ人々にトレーニングを実施し、改善させていきました。 聴覚トレーニングというコトバもまだ無い時代から一貫して、トマティスメソッドは人々の聴覚と心理と発声をケアし続けています。 耳は、「聴き取り」や「体のバランス」だけではなく、「脳の活性」、「心身統合」の大切な機能を持っています。 聴覚が病気やストレスでバランスを崩すと、耳はその力を発揮できず、健康や学習面に大きな影響を与えるので、聴覚の不全やストレスを早期に発見し、ケアすることが大切です。
トマティスメソッドには次のような応用分野があります。
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NPOトマティス聴覚・心理・発声ケア協会は、これら幅の広い分野の中からケア部門を特に大切にし、各センターで日々研究とケアを実施しております。
1920年、フランス、ニース生まれ。父親はフランスの著名なオペラ歌手。 パリ大学医学部卒業・耳鼻咽喉科博士号取得。 |
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1940年後半より、歌手の発声障害の治療に当たり、聴覚と発声の関連を研究。 2001年、フランス・カルカッソンヌにて惜しまれつつその生涯を閉じました。 |